外食大手グルメ杵屋と精肉卸の萬野が、すき焼き・しゃぶしゃぶを1人前から楽しめる「ひとり鍋」業態でコラボレーションすることが明らかになった。インバウンド需要で賑わう既存の「しゃぶぜん」2店舗の存在にも触れられており、訪日客対応と個食ニーズの両面が背景にあるとみられる。ただし記事タイトルにあるように、ひとり鍋業態でこれまで明確な成功例を確立した事業者は少ないとされ、今回の協業が新たな成功モデルとなるか注目される段階にある。
個食・ひとり客対応は多くの経営者が気になりつつも踏み切れないテーマだと思います。すき焼き・しゃぶしゃぶという手間のかかる業態でどう成立させるのか、気になる方も多いはずです。
インバウンドで賑わう既存店の存在からも分かるように、鍋業態は訪日客と個食ニーズという2つの追い風を受けています。一方で、ひとり鍋業態は原価や提供オペレーションの難しさから、まだ決定的な成功モデルが確立されていない領域でもあります。
食材卸との協業で原価やオペレーションを最適化するという道もあれば、インバウンド需要を軸に高単価化を図るという道もあります。自社の立地や客層に応じて、個食対応をどこまで本格導入するか見極める姿勢が求められそうです。