
沖縄県石垣市に、肉屋が手がける焼肉店「石垣島焼肉倉庫」が9月下旬にオープンする。舞台は石垣市大川にある大型倉庫で、コンクリートの壁や床を残した無骨な空間に七輪を囲む大衆的な客席を設置。「煙も、音も、うまさの一部」をコンセプトに、石垣牛を中心とした肉を薄切り・厚切り・隠し包丁など食べ方まで設計して提供する。部位数を絞りトモバラなどを豪快な盛り合わせで出し、肉刺しやホルモンにも力を入れる方針。
地方で新しい焼肉店を立ち上げる挑戦には、経営者としての熱意と工夫が詰まっていることがよく伝わってきます。
高級部位や希少部位で差別化するのではなく、鮮度と食べ方の設計で肉の魅力を伝える手法は、原価高騰が続く焼肉業態において注目すべき方向性のひとつです。倉庫という空間そのものを体験価値に変える試みも、地方の観光需要を取り込む新業態の一例として位置づけられます。
部位を絞り込みロスを減らしつつ豪快な盛り合わせで満足感を出すという方法論は、原価対策として参考にできる道もあります。また、空間や音・煙といった非食事要素を体験価値に組み込む発想は、集客面での差別化策として検討する余地もあるでしょう。
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