
牛丼チェーン大手3社の9月度月次報告によると、既存店売上高は前年同月比ですき家が8.4%増、吉野家が10.1%増となった一方、松屋フーズは0.6%減となった。すき家は客数2.3%増・客単価5.9%増、吉野家は客数4.3%増・客単価5.6%増と、いずれも客数・客単価ともに伸長。これに対し松屋フーズは客数0.5%増とわずかに増えたものの、客単価が1.1%減となり既存店売上高を押し下げた。なお松屋フーズの全店売上高は直営の全業態を含むため6.5%増とプラスを維持している。
同じ牛丼業態でも明暗が分かれる数字を見ると、現場で値付けやメニュー構成に悩む経営者としては他人事とは思えない緊張感があります。客単価の伸び悩みは、多くの飲食店が直面する共通の課題でもあります。
牛丼大手3社は毎月既存店売上高を開示しており、業界全体の客数・客単価トレンドを測る指標として注目されています。今回はすき家・吉野家が客単価・客数ともに増加させた一方、松屋フーズは客単価の下落が既存店売上高のマイナスにつながっており、同じ業態内でも価格戦略や商品構成の違いが数字に表れた形です。
客単価を伸ばすためには、サイドメニューの強化やセットメニューの見直しといった単価アップ策を検討する道もあれば、客数重視で来店頻度を高める販促を優先する道もあります。また、全店売上高と既存店売上高の違いのように、新業態展開や店舗網拡大によって収益を補う方法も選択肢の一つと言えます。
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