
2012年創業のKOMPEITOが上場会見を実施。主力事業は2014年開始の設置型社食サービス「OFFICE DE YASAI」で、生鮮流通と営業網の強みを軸に全国展開を進める方針を示した。代表の渡邉瞬氏は前職で農業流通コンサルに従事し、生産者の販路課題への思いから創業。八百屋時代に売れ残り野菜を企業へ配達した経験が事業の原点となっている。会社は「食と健康のインフラ企業」を目指す姿勢を強調した。
自社の原体験から事業を立ち上げ、上場までたどり着いた経営者の姿には、飲食に関わる者として共感を覚える方も多いのではないでしょうか。
設置型の社食サービスは、飲食店の店舗販売とは異なる流通・営業モデルで、生鮮食品の新しい消費チャネルを開拓する動きの一つと位置づけられます。生産者と企業をつなぐ流通インフラという側面は、既存の外食・中食業態にも影響を及ぼす可能性があります。
自店の食材ロスや流通課題を見直すきっかけとして、こうした新しい生鮮流通モデルの動向を注視するという道もあります。また、オフィス向けなど店舗外での需要開拓を検討してみるという選択肢も考えられます。