9月7日〜15日、丸千代山岡家やあさくま、ゼンショーのはま寿司が大幅増収増益を発表する一方、チムニーや焼肉居酒屋「源ちゃん」、テンポスホールディングスの飲食事業、バルニバービは苦戦する決算・月次数字を公表しました。同じ週にはトリドールホールディングスの下請法違反勧告、きちりホールディングスの個人情報漏えい、くら寿司のコラボ景品管理問題といった大手チェーンのガバナンス課題も相次いで表面化しています。この記事を読むと、好調企業と苦戦企業を分けているのが客数か客単価かという構造の違い、全店売上と既存店売上を混同する危険性、そして急成長する企業ほど内部管理体制の遅れがリスクとして顕在化しやすい理由が分かります。数字の裏側にある共通構造を読み解くと、自店が次の決算でどちら側に位置しそうか、判断材料が見えてきます。
なぜ同じ外食業でもこれほど業績に差が出るのか
客数そのものが伸びているか、客単価で売上を保っているかの違いが今週の明暗を分けている。丸千代山岡家は8月の既存店客数が前年同月比9.1%増、あさくまは第1四半期売上高が前年比25%増となり、ゼンショーは純利益が前年同期比89.2%増となる中で「はま寿司」が「すき家」を上回る稼ぎ頭に転じた。一方でチムニーは客数2.4%減・客単価も減少し8月の既存店売上高は前年比3.9%減、焼肉居酒屋「源ちゃん」は既存店客数が3カ月連続で減少している。
