
京都・宇治の老舗茶屋が夏季限定の抹茶スイーツを展開。1832年創業の伊藤久右衛門宇治本店・茶房では、トロピカルソースと抹茶ミツを合わせた夏限定パフェを提供。1860年創業の辻利兵衛本店では、抹茶ソースをかけたかき氷を用意し、焙じ茶・玄米茶味も揃える。いずれも老舗の看板商品である抹茶を軸に、季節ごとの限定メニューでリピーター獲得を図っている。※関西ウォーカー2019年14号掲載情報。
暑い季節に季節限定の一品を打ち出す発想は、多くの飲食店経営者にとって共感できる取り組みではないでしょうか。定番商品を軸にしながら季節感を加える工夫は、老舗ならではの安定感と新しさの両立を感じさせます。
老舗の茶屋がブランドである抹茶を核にしながら、パフェやかき氷など季節限定のスイーツで夏場の客足を維持する動きは、専門素材を持つ店舗が既存の強みを活かして商品開発を行う典型例といえます。単品専門店が定番の看板商品を軸に季節限定アレンジを重ねる手法は、業態を問わず参考になりやすい構造です。
看板商品を軸にしつつ、季節ごとにトッピングやソースを変えるだけで新商品として打ち出す方法もあります。また、期間限定という訴求ワード自体が来店動機になるため、SNSでの発信タイミングを工夫するという道も考えられます。さらに、老舗の歴史や素材へのこだわりをストーリーとして伝えることで、単なる商品以上の価値を感じてもらう工夫も一案です。