外食大手サイゼリヤが7月、約6年ぶりとなる値上げの検討を表明した。「ミラノ風ドリア」300円など低価格メニューで支持を集めてきた同社だが、原材料価格の高騰に耐えきれなくなった形。九州には値下げや価格凍結を打ち出すチェーンやスーパーもある一方、「値上げしない」代名詞だったサイゼリヤの動きが業界の価格転嫁の流れを一段と強める可能性が指摘されている。
低価格の代名詞だったサイゼリヤが動いたことに、多くの経営者が「ついにここまで来たか」と複雑な思いを抱いているのではないでしょうか。値上げをためらってきた自店の判断が、正しかったのか揺らぐ瞬間かもしれません。
外食業界では原材料高・人件費高が続く中でも、看板的な低価格業態が価格を据え置くことで業界全体の値上げに歯止めをかけてきた側面がありました。その象徴だったサイゼリヤの検討表明は、価格転嫁をためらっていた他社の背中を押す転換点になり得る位置づけです。
値上げに踏み切る場合も、量や品質を調整して実質的な価格改定にとどめる方法や、看板商品だけ据え置き他メニューで調整する方法など複数の選択肢があります。逆に価格凍結を維持し差別化を図る道もあり、自店の客層や競合状況を踏まえて判断するという道もあります。
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