
大阪の大手スーパーが冷凍食品事業を強化している。商品を内製化することで利益率向上を目指し、自社冷凍食品の売上高を2030年度までに現状の9倍に引き上げる方針。背景には物価高騰や、調理時間の短縮を求める消費者の増加があり、冷凍食品全体の需要が高まっていることがある。
物価高で家計の節約志向が強まる中、便利さと価格を両立する冷凍食品の存在感が増していることを実感している経営者も多いのではないでしょうか。
スーパーが自社冷凍食品の内製化を進める動きは、小売業が中食・惣菜領域へさらに踏み込み、利益率を自社でコントロールしようとする流れの一環と位置づけられます。外食・中食の垣根を越えた競争が強まる可能性があります。
外食店としては、スーパーの冷凍食品と差別化できる「できたて」「専門性」を強みとして打ち出す道もありますし、逆に自店の看板メニューを冷凍商品化してテイクアウト・EC販売に展開するという道も考えられます。原価や調理工程を見直し、内製化によるコスト構造の改善を検討する選択肢もあります。