
サイゼリヤ株が5日ぶりに反発し、7月度の既存店売上高が前年同月比13%増となったことが好感された。前月の6月度も既存店売上高9.7%増と好調で、客数・客単価とも伸びが続いている。背景には7月15日発表の第3四半期決算で、9月以降の価格改定を検討する方針を社長が表明し、市場が収益改善期待から株価を押し上げた流れがある。円安による食材コスト上昇はあるが、DX活用やメニュー施策で既存店の勢いが続いている状況だ。
物価高が続く中でも既存店売上が二桁増を続ける様子は、現場で日々コスト増と向き合う経営者にとって励みにも焦りにもなる数字だと思います。値上げに踏み切れずにいる店ほど、この動きは気になるはずです。
サイゼリヤは長年「値上げしない」戦略で客数を伸ばしてきましたが、7月の決算会見で初めて価格改定検討に言及し、市場はこれを収益改善のサインとして評価しました。既存店売上の二桁増は、値上げ観測とセットで語られており、外食大手の価格戦略転換が業界全体の値付けムードに影響を与え得る局面といえます。
大手チェーンの値上げ検討を横目に、自店でも客数と客単価のどちらを軸に成長させるか改めて整理してみるという道もあります。また、DXやメニュー施策による客数増加の工夫を取り入れつつ、価格改定のタイミングを見極めるという方法も考えられます。焦って追随するのではなく、自店の顧客層に合わせた対応を検討する余地もありそうです。
飲食noteは、業界ニュースとAIコンサル「フクタン」の解説を毎日無料で読める、飲食店経営者のためのメディアです。