
すかいらーくホールディングスの北義昭常務は、消費税減税が実施された場合、外食業界にとって多大な影響があるとの見解を示した。持ち帰りや中食との税率差が縮小することで外食の価格優位性が薄れるためとみられ、同社はGoToイートのような支援策の検討を政府に求めた。あわせて、テイクアウト専門店の出店も検討していることが明らかになった。
税制の話は自分たちだけでは動かせない領域だけに、大手の発言とはいえ「多大な影響」という言葉には多くの経営者が不安を覚えるところだと思います。
外食と中食・内食の税率差は、これまで外食業態にとって構造的なハンディでした。減税がその差を縮めるなら、外食全体の価格優位性が一段と揺らぐ可能性があり、これは大手だけでなく中小の外食店にも共通する構造的な課題です。
支援策の是非は政府の判断を待つしかありませんが、店側としてはテイクアウト・デリバリー領域を自社の売上に取り込む動きを強める道や、外食ならではの体験価値(接客・空間・出来立て感)で差別化を図る道など、複数の対応を組み合わせて検討する余地がありそうです。