
9月11日、吉祥寺に日本酒と焼酎を主役にした酒場「カイイレ」がオープンした。オーナーの八木橋政弥氏は赤坂「まるしげ夢葉家」や吉祥寺「ハモ肉」で勤務経験を持ち、栃木の酒蔵「辻善兵衛商店」で酒造りも経験した人物。店名は酒造りの工程「櫂入れ」に由来し、「人・酒・食が交わる空間」をコンセプトに掲げる。一人客でも立ち寄りやすく、客同士が自然と混ざり合う雰囲気を目指し、今後は蔵元を招いたイベント開催やジビエ料理の拡充を計画している。
独立開業に踏み切るオーナーの熱意や、自身の経験を店名やコンセプトに込める姿勢には、同じく店づくりに情熱を注ぐ経営者として共感を覚える人も多いのではないでしょうか。
日本酒・焼酎を主役に据えた専門性の高い酒場は、コロナ後の外食回復局面で「個性」や「人とのつながり」を打ち出す新業態の一例として位置づけられます。オーナー個人の経歴やストーリーを前面に出す店づくりは、差別化手段として注目されやすい傾向があります。
こうした専門性の高い酒場づくりに触れることで、自店でも「ストーリー性」や「主人公となる酒・食材」を明確にする方向性を検討する道もあります。また、蔵元イベントのような企画型の集客施策を取り入れることで、常連化やSNS拡散を狙う道も考えられます。一方で、立地や客層に応じて、専門性を薄めて間口を広げる選択肢も並行して検討する余地があるでしょう。
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