
福島県会津若松市河東町にある1971年創業のそば処「強清水 千本蕎麦」が、約1年の休業期間を経て再オープンした。店主の馬場千枝子さんが父から受け継いだ味を毎朝手打ちし、そばの実を黒殻ごと石臼で挽く「ひきぐるみ」粉を使った香り高く噛みごたえのある田舎そばが名物。名水地・強清水の湧水近くに位置し、そばと並び「にしん」「まんじゅう」などの天ぷらも人気。再開にあわせて新メニューも登場した。
長年愛されてきた味を一度休業から立て直し、また扉を開けるまでの道のりには相当な決意と体力が要ったはずです。常連客が待ち望んでいた再オープンだからこそ、経営者としての苦労と喜びの両方が伝わってきます。
地方の老舗そば店が後継者や体力の問題などで休業・廃業に追い込まれるケースは少なくない中、約1年の充電期間を経て営業を再開できたのは、地域に根付いたブランド力と根強いファン層があってこそだと考えられます。名物メニューの継承と新メニューの追加という組み合わせは、常連と新規客の両方を意識した再スタートの典型例といえます。
看板メニューをそのまま守りつつ新メニューを少しずつ加えていく方法や、休業期間を逆に改装・仕込み体制の見直しに充てて再開後の負担を減らす方法など、再開の仕方には複数の道があります。地域の名水や創業年数といった店の背景をストーリーとして発信し、再オープンの話題性を集客につなげるやり方も選択肢の一つです。
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