
神奈川・平塚の「季節料理くるまや」は1980年創業。2025年4月6日、二代目の谷田一弘氏が「平塚くるまや」としてリニューアルオープンした。谷田氏はふぐ割烹やイタリアン、大衆居酒屋、スペインバルで研鑽を積み、全長12メートルのロングカウンターと囲炉裏を軸に、日本酒ペアリングを取り入れたジャンルレスな料理を提供する新業態へ転換した。
長年続く店を受け継ぐ二代目には、看板を守りながらも自分らしさを出したいという迷いがつきものです。今回の刷新に踏み切った覚悟には、多くの後継者が背中を押される思いを持つのではないでしょうか。
個人経営の老舗居酒屋が世代交代を機に業態を刷新する動きは、価格競争が激しい既存商圏で差別化を図る手段として注目されています。カウンター設計やペアリング提案といった体験価値の強化は、常連客の維持と新規客の獲得を両立させる工夫の一例といえます。
老舗の看板やレイアウトを大きく変える前に、常連客の声を丁寧に聞きながら段階的に改装を進めるという道もあります。また、後継者自身が複数業態で修行した経験を活かし、既存メニューに新しい調理ジャンルの要素を少しずつ融合させていく方法も考えられます。
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