
2026年6月、北海道安平町の早来エリアに道産小麦100%使用・無添加生地のパンを提供するベーカリー「パン工房 たむポポ」がオープンした。営むのは大阪出身で国連やJICAで国際協力に携わってきた辰巳知行さんと、セルビア人の妻アンゲリーナさん。2年前に関東から安平町へ移住し、夫婦二人三脚で店を切り盛りしている。異色の経歴を持つ辰巳さんが、パン職人未経験から地域に根差した店づくりに挑んだ移住・開業の物語。
畑違いの経歴から飲食業に飛び込むという決断には、大きな不安と勇気が伴ったはずです。国際協力の第一線から地方でのパン作りへ、暮らし方そのものを変えた選択に共感を覚える経営者も多いのではないでしょうか。
地方移住とセットで小さな飲食・食品店を開くケースは、後継者不足や空き店舗活用の文脈で各地に広がる動きの一つです。道産小麦や無添加といった素材へのこだわりは、大手にはできない個店ならではの差別化ポイントとして注目されます。
異業種経験者が飲食業に参入する際は、技術面は修行や外部研修で補い、経営・広報面では前職の強みを活かすという分担の仕方もあります。また、地元産原料や無添加といった価値を明確に打ち出すことで、価格競争ではなく物語で選ばれる店づくりを目指す道も考えられます。
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