吉野家ホールディングスのグループ会社キラメキノ未来が、2026年8月1日に京都鶏白湯ラーメンの新業態「鶏吉」を大阪府摂津市にオープンした。キラメキノ未来は2025年1月に吉野家HDが子会社化した企業で、主力ブランド「キラメキノトリ」は京都・大阪・奈良・滋賀と中国上海で計27店舗を展開している。鶏吉はその技術を継承しつつ、醤油・塩・味噌の3種のラーメン(850〜890円)とサイドメニューを揃え、より身近で多店舗展開しやすいカジュアル業態として位置づけられている。吉野家HDは中期経営計画でラーメン事業を成長領域と位置づけている。
看板ブランドの技術を新しい業態に落とし込む挑戦は、多くの経営者にとって「うちの強みをどう横展開できるか」を考えるヒントになるはずです。
大手外食チェーンがM&Aで獲得した専門店の技術を、価格帯や店舗フォーマットを変えてカジュアル化し、多店舗展開を狙う動きは近年のラーメン市場でよく見られる構造です。既存の人気業態をそのまま拡大するのではなく、派生ブランドとして横展開することで、出店余地やターゲット層を広げる狙いがあると考えられます。
既存の看板商品や技術を持つ店であれば、価格帯や客層を変えた派生業態として切り出す道もありますし、逆に一つのブランドを磨き込んで単価と質を高める道もあります。多店舗化を目指す場合は、味の再現性やオペレーションの標準化をどこまで作り込めるかが鍵になりそうです。
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