
イートアンドグループのアールベイカーは9月4日、東京・品川イノベーションパーク1階に「R Baker 品川イノベーションパーク店」を開業する。同社東京ヘッドオフィス向かいのビルで、R&D特化型オフィスに合わせた新業態として展開。わずか6坪の「超コンパクトモデル」として設計され、独自の冷凍生地技術と焼成後冷凍技術を活用してパンを提供する。内装には古民家解体時の木材をアップサイクルして使用し、サステナブル性も打ち出す。中長期の成長に向けたモデル店舗・開発拠点という位置づけで、今後の多店舗展開の検証拠点になるとみられる。
限られた坪数でどこまで商品力と体験価値を出せるか、多くの経営者が頭を悩ませているテーマだと思います。省スペース化と品質維持の両立は、まさに今の出店戦略の核心と言えるでしょう。
オフィス街や複合施設内での小型出店は、賃料負担を抑えつつ新しい顧客接点を作る手法として大手チェーンでも研究が進んでいます。今回の6坪モデルは、冷凍技術による品質担保とコスト圧縮を組み合わせた実験的な位置づけとして注目されます。
自社でも小型・省スペース型の出店モデルを試す道もあれば、逆に冷凍技術やセントラルキッチンとの連携を強化し、店舗の機能を絞り込むという選択肢も考えられます。省人化・省スペース化のノウハウを他業態に応用する視点も一つの方法でしょう。