
静岡県三島市の食のテーマパーク「伊豆・村の駅」が2006年の開業から20周年を迎え、7月25日にリニューアル第1弾として「ほくほく村ベーカリー」と和菓子処「和菓子 いもんど」をオープンした。地元ブランド野菜「三島甘藷」「三島馬鈴薯」を主役にしたパンや和菓子を提供し、累計来場者数は2000万人を突破している。リニューアルは全3回に分けて段階的に実施される計画。
20年続く施設が地元食材を軸に自らを刷新しようとする姿勢には、長く経営を続けてきた飲食店経営者ほど重みを感じるのではないでしょうか。地域とともに歩んできた歴史があるからこそ、次の一手を打つ緊張感も伝わってきます。
道の駅型の食のテーマパークが単なる物販や集客の目玉に頼らず、地元ブランド農産物をベーカリーや和菓子という具体的な商品開発に落とし込んで打ち出す動きは、地域資源の消費体験化という業界トレンドの一例と位置づけられます。段階的なリニューアルという手法自体も、老舗施設が既存の来場者数を維持しながら新規性を出す戦略として注目に値します。
地元特産品を軸にした新商品開発は、単品訴求だけでなく複数業態(ベーカリー・和菓子など)に横展開することで、来店動機を多層化させる道もあります。また、周年イベントに合わせて段階的にリニューアルを発表することで、継続的な話題性とメディア露出を確保するという広報戦略も参考になりそうです。
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