サイゼリヤは10月29日からメニュー全般で平均6%の値上げを実施した。約6年ぶりの改定で、看板の「ミラノ風ドリア」は300円から320円に。同社は原材料高騰やエネルギーコスト上昇を吸収しきれなかったと説明し、「努力不足」と表現した。一方でランチやモーニング限定メニュー、フレッシュワインは据え置き、ジョッキビールは390円に値下げするなど、メニューごとに強弱をつけた改定となっている。低価格戦略を象徴する存在だっただけに、業界内での注目度は高い。
長年「値上げしない店」の代名詞だったサイゼリヤが動いたというニュースに、複雑な気持ちを抱いた経営者も多いはずです。自店も似た状況で耐え続けてきた方にとっては、ある種の後ろ盾になったとも言えます。
今回の値上げは、原材料費やエネルギーコストの上昇が、低価格を武器にしてきた大手チェーンですら吸収しきれなくなっている現状を示しています。価格据え置きを誇ってきた企業が動いたことで、業界全体のコスト構造の厳しさが改めて浮き彫りになった形です。
全品一律ではなく、看板商品とそれ以外で値上げ幅に差をつける、一部商品は据え置きつつ別の商品で調整するといったメリハリのある価格改定も選択肢の一つです。また、値上げの背景を顧客に丁寧に説明することで、理解を得やすくなるという考え方もあります。
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