
『とんかつ まい泉』は8月19日、新作「豚すき丼」(699円・税込)を発売した。豚肉と玉葱をだしが香る特製タレで甘辛く仕上げた丼ぶりで、紅生姜を添える。全国の直営販売店に加え、大丸や阪急(神戸阪急を除く)、パントリーなど各店舗でも取り扱う。同社は1965年創業で、豚肉の下処理や生パン粉、揚げ油、4種のソースなど独自の製法にこだわりを持つ老舗とんかつ専門店。
看板商品のとんかつだけでなく、新しい切り口のメニューを打ち出す動きには、多くの飲食店経営者が刺激を受けるのではないでしょうか。
とんかつ専門店が丼メニューを展開するのは、既存客の来店頻度を高めつつ、新規層への間口を広げる狙いがあると考えられます。老舗ブランドが持つ調理へのこだわりを活かしながら、商品ラインナップを広げる手法は、専門店の成長戦略の一つとして位置づけられます。
専門性を保ちながら派生メニューを増やす方法、既存の仕込み・食材を活かして新商品を開発する方法、季節や店舗特性に応じて限定メニューを展開する方法など、複数のアプローチが考えられます。自店の強みをどう横展開できるか、参考にする道もあります。