
総合酒類卸の榎本酒類(東京・蒲田)は、日本酒をおでん出汁などの温かい出汁で割って飲む「出汁割り」を広める「出汁割りプロジェクト」を2026年11月下旬から首都圏・関西で展開する。日本酒市場縮小と若年層の日本酒離れを背景に、新たな飲み方提案で需要開拓を狙う。中華スープやコンソメ、ラーメンスープとも合わせられるため、和食・居酒屋以外の業態でも展開可能とする。プロジェクトには榎本酒類に加え、小倉、幸田、東酒類、オリカサ、塩田屋の計6社の業務用酒販店が参加し、各社の取引先飲食店のネットワークを生かしてメニュー開発や販促を支援する。公式アンバサダーには酒場案内人の塩見なゆ氏が就任した。
日本酒の売上が伸び悩むなか、新しい飲み方の提案に活路を見出そうとする動きには、酒類を扱う経営者として関心を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回の取り組みは、日本酒市場の縮小という構造的な課題に対し、卸売業者が横断的に連携してメニュー提案型の需要喚起を図る動きと位置づけられます。出汁という業態を問わない素材に着目することで、和食・居酒屋に限らずラーメン店や洋食店など幅広い業態との接点を作ろうとしている点が特徴です。
自店で提供している出汁やスープを活用して、日本酒の新しい飲み方を試作してみるという道もあります。また、既存の人気メニューに合わせたドリンク提案として販促に組み込む方法や、SNSやアンバサダーの発信力を参考にしながら話題化を図るという選択肢も考えられます。
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