
帝国データバンクの「カレーライス物価指数」によると、2026年6月の家庭調理カレー1食あたりの平均価格は351円。前年(347円)比+4円・1.2%の上昇にとどまり、値上げ幅が10円を下回るのは「令和のコメ騒動」本格化前の2023年6月以来、約3年ぶりとなった。記録的なコメ高騰が続く中でも、原材料や水道光熱費を含めた家庭向けカレーの物価上昇ペースは鈍化傾向にあることが示された。
仕入れ値の上昇にずっと悩まされてきた経営者にとって、値上げペースの鈍化は少しほっとできるニュースかもしれません。とはいえ油断はできない状況が続いています。
家庭向けカレーの物価指数は食卓への影響を映す指標であり、コメ高騰の影響が続く中でも上昇幅が縮小したことは、原材料コスト全体の変化を示す一つのサインといえます。飲食店の原価動向とも連動しやすい領域です。
仕入れ価格の落ち着きが続くかどうかを見極めつつ、メニュー価格の据え置きや小幅な調整を検討する道もあります。逆に、コメなど個別品目の高騰が続く場合は、部分的な値上げや原価管理の見直しを進めるという選択肢も考えられます。