
トリドールホールディングス社長の粟田貴也氏が、従業員の幸福度をスコア化し、店舗の業績や顧客満足との関係性をダッシュボードで可視化する「心的資本経営」に取り組んでいることが紹介された。従業員の心理状態と店の繁盛、顧客の感動を結びつけて経営に活用する狙いがあるとされる。丸亀製麺などを展開する同社の取り組みとして紹介されている。
従業員のモチベーションや職場の雰囲気が売上に直結すると感じている経営者は多いはずです。それを「感覚」で終わらせず、数字で捉えようとする姿勢には共感を覚える方も多いのではないでしょうか。
人手不足が続く外食業界では、従業員満足度の向上が定着率や接客品質、結果として業績に影響するという構造が改めて注目されています。大手チェーンがこうした指標を経営データとして扱う動きは、業界全体の人材マネジメントの方向性を示す一例と言えます。
大規模なシステム導入までは難しくても、定期的な簡易アンケートや面談で従業員の状態を把握する方法もあります。既存のPOSデータや離職率と従業員満足度を照らし合わせて分析する道もありますし、まずは店長レベルでの日々の対話から始めるという選択肢も考えられます。