高級焼肉店「ふたご」を運営する企業が、軽井沢に手巻き寿司専門のマキスタンド「PASS.」を出店した。看板商品「和牛雲丹」は3,630円という高価格帯で、既存の焼肉業態とは異なる新業態への展開となる。軽井沢はインバウンド需要が強い観光地であり、既に高級焼肉業態を運営する同社が、単価の高い手巻き専門店で観光客・富裕層需要を取り込む狙いがうかがえる。
人気業態を持つ企業が新業態に挑む姿は、多くの経営者にとって刺激になると同時に、自店の展開余地を考えさせられるニュースではないでしょうか。
軽井沢のような観光・別荘地では、インバウンドや富裕層向けの高単価業態が相次いで生まれています。既存の焼肉業態で実績のある企業が、手巻き寿司という異なる業態に進出する動きは、単一業態依存からの多角化・観光需要の取り込みという業界の潮流の一端と位置づけられます。
自店でも高単価な限定メニューや観光地向けの新業態を検討する道がありますし、既存業態の強みを活かした新しい客層開拓という発想で参考にする道もあります。また、無理に多角化せず、既存業態の質を磨き込むという選択肢も依然として有効です。