
政府は食料品の消費税率を来年4月から2年間1%に引き下げることを閣議決定した。これを受け、ロイヤルホストなどを展開する外食大手ロイヤルホールディングスの社長は、税率差によって家庭内消費(内食)や中食が「受ける」可能性があるとして外食への影響を懸念。同社はテイクアウトメニューや店頭での商品販売を強化していく考えを示した。
消費税の制度変更は自店の努力とは無関係に客足を左右しかねず、経営者としては落ち着かない気持ちになるニュースだと思います。
食料品の税率が下がれば、家庭で作る・買って帰るという選択の相対的なコストが下がり、外食との価格差が広がる構造になります。大手が早々にテイクアウトや店頭販売の強化を打ち出したのは、この構造変化を見越した動きと位置づけられます。
外食としての体験価値(接客・空間・出来立て感)を打ち出す道もあれば、自店でもテイクアウトや惣菜販売を取り入れて中食需要を取り込む道もあります。両者を組み合わせて客層ごとに使い分けるという考え方もあるでしょう。