スシロー運営のFOOD & LIFE COMPANIESは2026年10月、水産会社『協立』と合弁で『FOOD & LIFE KYORITSU MARINE』を設立する。駿河湾で養殖したブリを「富士山はまち」として販売し、10月7日から関東・静岡の39店舗で2貫160円から数量限定提供を開始した。仕入れだけでなく生産段階から関与し、魚の安定調達体制を強化する狙いがあるとみられる。
仕入れ値の変動に振り回される現場からすれば、ネタを自前で確保しようという発想には頷くものがあるはずです。原料の安定調達は多くの飲食店経営者にとって切実なテーマです。
大手回転寿司チェーンが養殖事業へ合弁で参入する動きは、水産資源の不安定化や価格高騰への構造的な対応策の一つと位置づけられます。仕入れから生産まで垂直統合することで、外部環境に左右されにくい供給網を目指す流れが大手を中心に広がりつつあります。
中小店舗が同様の垂直統合を行うのは現実的ではありませんが、産地や生産者との直接契約を増やす、複数の仕入れルートを分散させておくといった方法でリスクを抑える道もあります。また、安定調達が難しい食材は定番化せず、仕入れ状況に応じて柔軟にメニューを組み替える運用も選択肢になり得ます。
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