2020年に東京で開業した豚の塊肉ステーキ専門店「マロリーポークステーキ」が31店舗まで拡大した。真空低温調理と乳酸菌発酵液を使ったタレで仕込み、注文後に一気に焼き上げる調理法が特徴。ステーキは山の名前でサイズ分けされ、200gから最大2kgまで展開。輸入豚肉を使いながら価格を抑え、居酒屋業態としても展開しているポークステーキ業態の先行者的存在となっている。
牛肉高騰が続く中、豚肉という選択肢で新業態を軌道に乗せた事例には、素材選びと調理の工夫次第でまだ勝ち筋があると感じる経営者も多いはずです。
牛肉の価格上昇や仕入れ不安定化を背景に、比較的安価で調達しやすい豚肉を主役に据えたステーキ業態が広がりを見せています。真空低温調理という設備投資と再現性のあるオペレーションを組み合わせることで、複数店舗展開に耐える仕組みを作った点が、この業態の拡大を支えている構造といえます。
自店でも牛肉以外の部位・肉種をメイン化してコストと満足度のバランスを取り直すという道もありますし、低温調理機器を導入して調理の標準化と省人化を同時に進めるという道もあります。また、既存メニューに「塊肉」「巨大サイズ」といった視覚的インパクトを取り入れ、SNS拡散を狙う方向性も選択肢の一つです。
飲食noteは、業界ニュースとAIコンサル「フクタン」の解説を毎日無料で読める、飲食店経営者のためのメディアです。