
中食・惣菜市場は2025年に市場規模12兆円が目前に迫るまで拡大。業態別では食料品スーパーの伸びが目立ち、各社が惣菜売場の充実で差別化を図っている。コロナ禍で縮小していた惣菜のバラ売りを再開する動きが大手スーパーで本格化しており、イオンは焼き鳥のバラ売り店舗を拡大。串一本から購入できるようにしたことで、夕食の一品需要や家飲み需要を取り込み売上増につながっている。コンビニも付加価値創出による差別化戦略へ舵を切っており、中食業界全体でメニューのバラエティー化が進んでいる。
惣菜やお弁当の売場づくりに日々工夫を重ねている経営者の方にとって、中食市場の拡大は追い風であると同時に、競合との差別化のプレッシャーも感じさせるニュースかもしれません。
中食・惣菜は生活インフラとして定着し、市場規模は12兆円目前まで拡大しています。その中でスーパーが惣菜売場を強化し、コロナ禍で控えていたバラ売りを再開することで、コンビニなど他業態との競争軸が「付加価値」や「量の柔軟さ」に移りつつある構造が見えます。
バラ売りやミニサイズ対応で「少量でも欲しい」というニーズを取り込む道もあれば、食トレンドや異国情緒を意識した限定メニューで飽きさせない工夫をする道もあります。テイクアウトやデリバリーを扱う店舗であれば、こうしたスーパー・コンビニの動きを競合分析として参考にする視点も有効です。