
すかいらーくホールディングスが、飲食スペースを持たず調理と宅配・テイクアウトに特化した「ゴーストレストラン」の導入準備を進めている。来年4月以降、店内飲食の消費税率は10%据え置きの一方、宅配などは8%から1%へ引き下げられる見通しで、自宅での食事需要の増加を見込んだ対応となる。「ガスト」など既存ブランドの枠にとらわれず、新たな商品・店舗形態を打ち出す方針で、外食業界全体で自宅消費シフトへの対応が加速している状況がうかがえる。
税制の変化ひとつで外食と宅配の力関係が変わってしまうのは、現場としては落ち着かないものです。大手の動きを見て「うちも何か対応しなければ」と焦る気持ちも自然だと思います。
店内飲食と宅配で消費税率に差が生じる制度変更は、業態やブランド戦略そのものを見直す圧力になります。大手チェーンが既存店舗の枠を超えて宅配特化型の新形態を打ち出す動きは、業界全体の自宅消費シフトを象徴する事例と言えます。
既存店舗の一部をテイクアウト・宅配対応に振り分ける道もあれば、既存メニューのまま宅配比率を高めていく道もあります。すぐに大きな投資をせず、まずは制度施行のタイミングを見極めながら小さく試すという選択肢も考えられます。