
味の素冷凍食品が、新商品開発時のマーケティングにNECの需要予測型ソリューション「BestMove」を導入した。同ツールはAIを活用して仮想の利用者像「AIパーソナ」を生成し、顧客ニーズを多角的に把握できる点が特徴。従来、業界全体で課題とされてきた「データがない」「スキルがない」「発想が広がらない」という“3つのない”を、AI技術の活用によって解消しようとする取り組みとして紹介されている。
新商品を出したいのに、データも専門知識もアイデアも足りない——そんなもどかしさを抱える経営者は多いはずです。大手メーカーでも同じ壁にぶつかっていたと知ると、少し肩の荷が下りるかもしれません。
食品業界では商品開発時の顧客理解が長年の課題であり、経験や勘に頼る場面も多くありました。今回のようにAIで仮想の利用者像を生成し、データに基づいた発想を補う動きは、大手メーカーを中心に広がりつつある構造的な変化の一例といえます。
自社で高度なAIツールを導入するのは難しくても、既存のPOSデータやSNSの声を見直すことから始める道もあります。また、外部の分析サービスやコンサルを部分的に活用し、商品開発のヒントだけを得るという方法も考えられます。