帝国データバンクの調査で、8月に値上げされる食品は2311品目となり、前年同月比8割増と急拡大する見通し。中東情勢の悪化や円安による原材料・物流コストの上昇が背景。日本ハムとプリマハムはハム・ソーセージ、ニチレイフーズは冷凍食品をほぼ全品、森永乳業やネスレ日本は乳製品・コーヒー、湖池屋はポテトチップスなどを値上げする。9月には4千品目超、10月も3千品目超が予定され、値上げラッシュは秋にピークを迎える見通しという。
食材の仕入れ値がまた上がると聞くだけで、メニュー価格や利益率の見直しを迫られる経営者の焦りは尽きないと思います。値上げの連鎖がいつ終わるのか見えない状況は、精神的にも負担が大きいはずです。
今回の値上げは食肉・冷凍食品・調味料・乳製品・コーヒーなど広範囲に及び、外食店の主要な仕入れ品目とも重なります。しかも秋にかけて品目数がさらに増える見通しであり、単発の値上げではなく数カ月続く構造的な波として受け止める必要があります。
仕入れ先の分散や在庫の前倒し確保で当面のコスト増を抑える道もありますし、メニュー価格や量を調整して原価率を再設計する道もあります。また、値上げの理由を明確にお客様へ伝えることでコスト増への理解を得つつ、客離れを防ぐ工夫を組み合わせる方法も考えられます。
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