
松屋フーズホールディングスは8月14日、2026年4〜6月期連結決算で純利益が前年同期比27%増となったと発表した。一方で株価は安値圏で推移している。同社の株主優待は100株以上保有の株主に松屋・松のやなどグループ店舗で使える食事券を贈呈する制度で、保有期間に応じて枚数が増加(1年未満は数枚、1年以上で10枚、3年以上で12枚)。株主優待生活で知られる桐谷広人さんも8月24日、優待食事券で松屋の「かつカレー」を楽しんだ様子をXで紹介し話題になった。
増益なのに株価が評価されない状況は、現場で数字を積み上げている経営者としては歯がゆく感じられるかもしれません。優待や口コミで支持を集めていても、市場評価とのギャップに戸惑う気持ちは理解できます。
外食チェーンでは業績好調でも、原価高や成長期待の鈍化など複合的な要因から株価が伸び悩むケースが見られます。優待制度による個人株主の支持と、機関投資家による業績評価の視点は必ずしも一致しない構造があります。
優待施策で個人ファンを増やしつつ、収益性やコスト構造の改善を並行して発信していくという道もあります。また、SNSでの利用者の声を積極的に取り上げ、ブランドの実感値を可視化していく方法も考えられます。