8月7日から25日にかけて、ホテル業界では秋の期間限定メニュー発表が相次いだ。ディズニーホテルのキャラクターコラボ、洞爺湖や金沢、沖縄のリゾートホテルによる地域食材フェア、愛知の旅館グループによる規格外野菜活用の継続企画など、秋商戦に向けた季節メニューの発表が集中している。一方で、ロイヤルHDの増収増益決算や、や台ずしを展開するヨシックスHDの介護・観光への多角化発表など、大手の経営構造に関するニュースも並んだ。この記事を読むと、今季ホテル業界で定番化しつつある季節メニューの型がどう構成されているか、規格外食材活用がなぜ単発で終わらず継続しているのか、そして大手が飲食収益をどう次の成長領域に振り向けようとしているかが分かる。自店の秋メニュー企画や仕入れ戦略を考えるうえで、押さえておきたい動きが集まった1か月だった。
なぜ今、秋の限定メニューがこれほど集中して発表されているのか
8月中旬から下旬にかけて、洞爺湖・沖縄・金沢・立川・横浜と、全国のホテル・リゾート施設が一斉に9月開始の秋メニューを発表した。これは偶然の重複ではなく、9月からの季節需要の谷間を埋めるための業界共通の販促パターンである。夏の繁忙期が一段落し、行楽シーズン本格化前の閑散期に、栗・きのこ・和栗といった秋食材とキャラクターやペアリング企画を組み合わせて客単価を維持しようとする動きが読み取れる。
