8月28日から9月15日にかけて、マクドナルド・すき家・松屋・なか卯など大手ファストフード各社が月見シリーズや期間限定の高単価メニューを一斉投入した。同時期にはくら寿司のIPコラボ中止や、ゼンショーの好決算と外食大手42社の4割赤字という対照的な決算動向も明らかになった。この記事を読むと、大手が季節限定メニューと高単価商品を同時に仕掛ける狙い、IPコラボがなぜリスク管理案件に変わったのか、値上げが続く中で一部チェーンが値下げに動ける理由、そして好決算企業と赤字企業を分けている構造が分かる。自店の価格戦略やメニュー開発の方向性を考える上で、大手の動きをどう読み解くかが問われる1か月だった。
なぜ大手ファストフードは「季節限定×高単価」を同時に仕掛けているのか
9月の大手ファストフードは、季節限定メニューと高単価商品の投入を同時並行で進めている。マクドナルドは月見ファミリーに加え夜マック限定「チーズチーズ倍月見」(単品670円)を投入し、すき家は月見すきやき牛丼(並盛780円)、なか卯はウニ丼(並盛1780円)という牛丼チェーンらしからぬ高単価商品を出した。
