直近1か月の焼肉関連記事を見渡すと、あみやき亭が牛肉価格の高騰を理由に通期純利益を16%減へ下方修正した一方、売上高は前年同期比10%増という「増収減益」の構図が浮かび上がりました。同時に、町田・尼ヶ辻・久留米・富山・矢巾など各地で焼肉店の閉店や業態転換が相次ぎ、一方でNY発のラウンジ付き高級焼肉「ふたご」や日本料理名店が手がける「銀座 焼肉 よこ田」、見た目で行列を作る大阪「WAgyu 鬼く」など、客単価を押し上げる高付加価値路線の出店も目立ちます。この記事を読むと、牛肉相場の上昇が焼肉業態の収益構造にどう影響しているか、閉店・業態転換の背景にある共通パターン、そして客単価を上げる店が実際に何をしているかが分かります。原材料費が高止まりする中で自店の立ち位置をどう定めるか、判断材料を整理しておきたいタイミングです。
なぜ焼肉チェーン大手が増収減益に陥っているのか
あみやき亭の事例は、来客数が増えても利益が残らないという焼肉業態の構造的な弱点を示している。26年4〜9月期は売上高が前年同期比10%増の199億円だった一方、純利益は33%減の3億6200万円にとどまり、通期予想も純利益16%減へ下方修正された。背景には飼料高や米国の干ばつによる牛肉価格の上昇があり、東京23区の9月消費者物価指数でも国産牛肉は前年比14.2%の上昇となっている。









