8月22日から30日にかけて、外食大手の月次売上や決算発表が相次いだ。ファミレス4社は7月の既存店売上高がそろって増収となり、サイゼリヤは12.6%増と際立った一方、丸亀製麺は2.5%減、焼肉業態では倒産件数が2009年以降で2番目に高い水準に達している。すかいらーくは配膳ロボット活用で10期ぶりの最高益を見込み、くら寿司は売上が伸びても利益は減るという対照的な決算も並んだ。この記事を読むと、同じ原価高・人件費高という環境下でなぜ企業ごとに結果が分かれるのか、増収と増益がなぜ一致しないのか、そして決算の見出し数字だけでは実態を読み違える危険があることが分かる。自店の月次数字を大手の動きと照らし合わせる際の見方を整理しておきたい。
なぜ同じ物価高でも大手チェーンの明暗がこれほど分かれるのか
原価高・人件費高という外部環境は各社共通だが、結果には明確な差が出ている。7月の既存店売上高を見ると、日高屋は6.1%増、リンガーハットは5.0%増となった一方、丸亀製麺は2.5%減にとどまった。ファミレス4社ではサイゼリヤが12.6%増と突出し、すかいらーくも5.8%増、ジョイフル7.0%増、ロイヤルホスト6.8%増とそろって増収を確保している。
