8月23日から31日にかけて、駅直結・好立地の店舗が相次いで閉店する一方で、スーパーによる惣菜会社の買収やコメダ珈琲FC運営会社の物流会社傘下入り、スシローによる京樽売却など、M&Aによる事業再編の動きが目立った週でした。同時に、地方発のラーメン店や回転寿司が都市部へ進出したり、大手ブランドが進出先の地域色を強く取り込んだ新業態を出店したりする動きも複数見られました。この記事を読むと、立地の良さが必ずしも店舗の存続を保証しない構造が見えてきます。また、M&Aが単なる規模拡大の手段ではなく、事業の選別・再編を進める道具として定着しつつある実態も分かります。さらに、精肉卸直営のような内製化の強みを持つ企業がなぜ出店攻勢をかけられているのかも整理できます。好立地への出店や大手資本の傘下入りといったニュースが自店の経営判断とどう関係するのか、順を追って見ていきます。
なぜ駅直結・好立地でも閉店が相次ぐのか
駅直結という好条件は、閉店を防ぐ十分条件にはならない。京王相模原線若葉台駅直結の「牛角 若葉台店」や、静岡1号店として好スタートを切ったはずの「ペンギンベーカリー沼津店」が、いずれも数年で撤退している。
