
回転寿司チェーンのくら寿司が9月から最低価格を115円から110円へ引き下げる一方、サーモンなど33品目は120円へ値上げする。単純な値下げではなく品目ごとに価格を上げ下げする改定だ。先行してこの動きを進めるファミレス「ジョイフル」は一部商品を値下げしつつ、2026年6月期に大幅な増収増益を達成しており、価格を「上げる・守る・下げる」使い分ける戦略が注目されている。
値上げを続けてきた経営者にとって、値下げに転じる動きは気になるニュースではないでしょうか。値上げ疲れを感じているお客様の反応が気になる時期でもあります。
外食業界はここ数年、原材料費や人件費の上昇を受けて値上げ一辺倒でしたが、くら寿司やジョイフルの事例は、品目ごとに価格を上げ下げするメリハリ型の戦略への転換を示しています。全ての品目を一律に値上げするのではなく、集客の核となる商品は据え置きや値下げで守り、原価上昇が大きい品目は値上げするという使い分けが起きています。
すべての商品を横並びで値上げするのではなく、看板商品や集客商品は価格を抑えて守り、原価負担が大きい品目に絞って値上げするという方法があります。また、来店頻度の高い定番メニューと利益率の高い商品を分けて価格設計を見直すという道も考えられます。