
北九州市の名物駅弁「かしわめし」で知られる東筑軒が、福岡市内初となる新店舗を東区箱崎にオープンした。駅弁とは異なり、炊き込みご飯・鶏そぼろ・錦糸卵を使ったかしわめしを出来たての状態で提供するのが最大の特徴で、開店前から行列ができるほどの人気となった。あわせて新メニュー「かしわ煮定食」も登場し、駅弁ブランドの実店舗展開による新たな収益源開拓の動きとして注目される。
長年愛されてきた看板商品を新しい形で届けるというチャレンジに、心を動かされた経営者も多いのではないでしょうか。開店前からの行列は、ブランドの強さと期待の高さを物語っています。
駅弁という限定的な販売チャネルを持つ商品を、実店舗という常設の場に展開する動きは、既存ブランドの資産を新たな業態で活用する一例と言えます。出来たてでの提供という付加価値を打ち出すことで、駅弁との差別化を図っている点も特徴的です。
看板商品を別の業態・チャネルに展開して新規顧客層を開拓するという道もあれば、既存商品の「出来たて」「限定感」などの付加価値を強調して差別化を図るという道もあります。また新メニューを併設することで来店動機を増やすという工夫も考えられます。