
食材費・人件費・光熱費の高騰や円安を背景に外食全般で値上げが進む中、マクドナルド、サイゼリヤ、静岡の人気ハンバーグ店『さわやか』は値上げをしても客足が落ちていないとされる。記事では、値上げで客離れが起きるブランドと起きないブランドの違い、値上げしても支持され続ける理由について、フードジャーナリストの視点から考察している。
値上げのたびに「お客さんが離れたらどうしよう」と胃が痛くなる気持ち、多くの経営者が共感するのではないでしょうか。原価も人件費も上がる中で価格転嫁は避けられないのに、その一歩がなかなか踏み出せないのが現実だと思います。
外食業界全体でコスト高騰による値上げが進む一方、値上げしても客足が落ちないブランドと、値上げが客離れに直結してしまう店との差が浮き彫りになっています。今回取り上げられたマクドナルド・サイゼリヤ・さわやかは、いずれも価格以外の強い支持軸を持つ存在として語られています。
値上げの前に、自店が「価格」以外のどこで選ばれているのかを棚卸ししてみるという道もありますし、値上げ幅を小さく刻んで段階的に浸透させるという方法も考えられます。また、値上げと同時に量・質・体験のいずれかを明確に引き上げ、納得感を伝える工夫を取り入れる店もあります。