
イートアンドホールディングスが2032年2月期を最終年度とする中期経営計画「SYNERGY DRIVE 2032」を発表した。目標は売上高650億円、営業利益35億円(利益率5.4%)、ROE14%。設備投資170億円、M&Aに40億円を投じ、店舗数は471店舗から国内600・海外100の700店舗体制へ拡大する計画。2026年2月期実績は売上高405億円で過去最高だったが、営業利益率は2.8%にとどまる。内訳は食品57%・外食43%で、利益率は食品5.6%に対し外食2.5%と差が大きい。冷凍餃子は同社調べで市場シェア3割強を握る。7月には投資ファンドのアドバンテッジパートナーズと資本・事業提携を結んでいる。
売上は伸びているのに利益が思うように残らない、という悩みは規模の大小を問わず多くの外食経営者が共有する課題ではないでしょうか。「売れているのに稼げない」という構造は決して他人事ではないはずです。
今回の計画は、外食と食品(冷凍食品など)の両輪経営において、利益率の高い食品事業に支えられながら外食事業の収益性改善を目指す構図が見えてきます。ファンドとの提携を経て大型投資とM&Aを計画している点は、外食単体の収益力強化だけでは目標達成が難しいという判断の表れとも読み取れます。
外食事業の利益率を上げる方法としては、メニュー構成の見直しやオペレーション効率化など現場レベルでの改善という道もあれば、食品事業などの高収益部門を育てて全体のバランスを取るという道もあります。また今回のようにファンドと組んで資本面から成長を加速させるという選択肢も、規模の大きい企業では一つの手段として捉えられそうです。
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