
すかいらーくHDの佐藤拓男社長は13日の決算会見で、来年4月からの消費税減税(飲食料品8%→1%、店内飲食は10%)に合わせ、宅配・テイクアウト専用の「ゴーストレストラン」を展開する方針を明らかにした。店内飲食との税率差により外食離れが懸念される中、既存ブランドの枠を超え地域ごとのデリバリー需要を調査し、顧客ニーズに合わせた商品開発を進めるとしている。
税率差による「外食離れ」の懸念は、多くの飲食店経営者が肌で感じている危機感だと思います。大手が動き出したことで、対応の緊急性を実感する方も多いのではないでしょうか。
来年4月の消費税減税は店内飲食とテイクアウト・宅配で税率差が生じる構造的な問題をはらんでおり、大手チェーンが先行して宅配・テイクアウト特化業態への布石を打ち始めた動きと位置づけられます。今後同様の対応が他の大手にも広がる可能性があります。
既存店舗内にデリバリー専用メニューやテイクアウト窓口を設ける方法、専用のゴーストキッチンブランドを別立てで展開する方法、既存ブランドのまま宅配プラットフォームとの連携を強化する方法など、規模や体制に応じて選べる道が複数あります。