石川県の弁当店「本家かまどや園町店」が自動車教習所に事業承継された。事業承継から4か月が経過し、以前から働いていた従業員はそのまま継続雇用されている。教習所では外国人教習生が年々増加しており、宗教上の理由で使えない食材があることから弁当の準備に苦労していたが、弁当店を自社で保有することで、豚肉不使用など食材表示に自信を持って対応できるようになったという。事業承継が本業である教習所側の課題解決にも寄与した事例。
後継者不在に悩む弁当店経営者にとって、異業種からの事業承継で従業員の雇用が守られたというニュースは励みになるのではないでしょうか。
後継者難に直面する小規模飲食店が増える中、本業に関連性がある異業種企業が事業承継の受け皿となるケースが注目されています。今回は自動車教習所という一見畑違いの業種が、外国人教習生向けの食事対応という自社課題の解決を兼ねて弁当店を引き継いだ珍しい事例です。
後継者不在の店舗は、同業だけでなく自社の課題解決につながる異業種への承継を探るという道もあります。従業員の継続雇用を条件に交渉を進めることで、スムーズな引き継ぎが実現しやすくなるという側面もあります。また、外国人労働者や顧客が増える中、食材表示などの対応力を自社で持つことの価値を見直す機会にもなりそうです。
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