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ブロンコビリー最高益とサイゼリヤ値上げが示す洋食業界の分岐点

業態研究
2026年7月29日 飲食note
ブロンコビリー最高益とサイゼリヤ値上げが示す洋食業界の分岐点

この1か月、洋食・バル業態のニュースは実質的にブロンコビリーの上半期最高益とサイゼリヤの6年ぶり値上げ検討という二つの出来事に集約されます。両社とも原材料高・人件費高という同じ逆風の中にいながら、片や度重なる値上げと体験価値向上で過去最高益、片や値上げをしないことをブランドの核にしてきた企業がついに価格改定へ動くという、対照的でありながら根は同じ構造変化です。あさくまの商品力回帰やゼネラル・オイスターの業態転換、フードホールや花屋併設カフェの体験価値強化も、同じ「原価高騰下でどう単価と満足度を両立させるか」という問いに対する別解として位置づけられます。この特集では、大手2社の動きを軸に、洋食・バル業態の経営者が値上げと体験価値づくりをどう自店に落とし込めるかを整理します。

なぜブロンコビリーは値上げしても客数が落ちなかったのか

ブロンコビリーの上半期決算は、値上げと客数維持が両立できることを示した点で示唆に富みます。既存店売上高が前年比107.7%と好調だった背景には、2025年11月と2026年4月の2度の値上げに加え、サラダバーをビュッフェ形式へ刷新するという「無料サービスの付加価値化」がありました。値上げ単体ではなく、体験の見せ方を変えることで単価上昇への納得感を作った点が、客離れを防いだ核心です。

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