7月9日から8月9日にかけて、タリーズが上質な体験を売る「プライムファイブ」業態を新宿に出店する一方、サンマルクカフェは創業以来初となる390円モーニングを全国展開した。同じ月にコメダ珈琲店やジェラピケカフェが季節限定フェアやIPコラボを打ち出し、東和フードサービスやサンマルクHDの決算では増収でも利益が伸び悩む構図が明らかになった。この記事を読むと、大手チェーンが高単価業態と低価格業態を同時に拡大させている背景、季節限定フェアやコラボ企画が繰り返される理由、そして決算数字に表れているコスト高が自店の利益率にどう跳ね返るかが分かる。客単価戦略と原価管理の両面から今月の動きを見ておくことは、次の一手を考える上での判断材料になる。
なぜ大手は「上級業態」と「390円モーニング」を同時に仕掛けるのか
カフェ業態は今、価格帯の両端を同時に強化する二極化が進んでいる。タリーズは新宿にベーカリー併設の上級業態「プライムファイブ」を出店し、アルコールも導入して夜利用まで取り込もうとしている。一方でサンマルクカフェは390円のモーニングセットを全国展開し、日常利用の間口を広げた。
