8月前半、すかいらーくHDが中間利益29.2%増で過去最高益に上方修正し、大戸屋やヴィア・ホールディングスも業績を伸ばした一方、外食M&Aは年間最多ペースで進み、SANKOは11期連続赤字が続くなど明暗が分かれた1か月でした。この記事を読むと、大手ファミレスが単一業態依存から脱却しつつある背景、大戸屋の復活を支えた消費者心理の変化、そしてPOSデータや予約ツールの普及が個人店と大手の経営体力差にどう影響しているかが分かります。数字だけを見ると規模の違いに圧倒されがちですが、大手の動きの裏側にある構造を分解すると、個店規模でも応用できるヒントが見えてきます。好決算のニュースと赤字継続のニュースが同じ月に並ぶ今こそ、自店の立ち位置を客観視する材料として業界の動きを読み解く価値があります。
なぜ今、大手チェーンの好決算と業態多様化が同時に進んでいるのか
すかいらーくHDの中間利益が前年同期比29.2%増となり、通期予想も過去最高益へ上方修正されたことは、単なる好調決算にとどまらない意味を持ちます。同社は主力の「ガスト」への依存度を下げ、「バーミヤン」「しゃぶ葉」を300店舗規模に育てる方針を進めており、あわせてゴーストレストラン(店舗を持たないデリバリー専門業態)への参入も表明しました。
