9月6日から24日にかけて、焼肉業態では新規出店・改装・値下げ・大手の世代交代など30本以上の動きが重なりました。安楽亭が食べ放題を最大5,720円値下げする一方、エー・ピーや「ふたご」は既存業態をあえて客単価の低い「町焼肉」へ転換し、老舗チェーンは新業態併設やセカンドライン展開で収益源を増やしています。焼肉店の倒産が過去最多となる中で「焼肉きんぐ」だけが客足を維持している構造も報じられました。この記事を読むと、焼肉市場が高単価路線と町焼肉路線のどちらに向かっているのか、値上げに強い業態設計の条件は何か、そして箱を増やさずに収益源を増やす方法がどこにあるのかが分かります。原価高騰と人手不足が続く今、自店の立ち位置を見直す材料になるはずです。
なぜ今、焼肉業態は「町焼肉」と「高単価」に二極化しているのか
焼肉業態はこの1か月で、客単価を下げる動きと上げる動きが同時に進みました。エー・ピーの「八王子焼肉 タマちゃん」は客単価を下げて地域密着の「町焼肉」化を進め、大阪の「ふたご」も新宿区役所通り店を町焼肉1号店として改装しています。一方で『牛恋』は訪日客向けにA5和牛ステーキランチ5,000円〜7,000円を投入し、久留米の新店「百レン」は赤身肉と馬刺し、30種類超の酒を武器に専門店的な高単価路線を選びました。原価高騰という同じ逆風の中で、量で稼ぐか単価で稼ぐかの選択が明確に分かれている点が今月の特徴です。







