今週はブロンコビリーの営業利益57%増、焼肉きんぐの既存店売上17%増、ユニシアの上方修正など、上場外食チェーンの好調ぶりを示す発表が相次いだ。一方で同じ週に、ニチレイのシステム障害がKFCなど複数チェーンの品切れ・時短営業を招いた。好業績と供給網の脆さが同時に表面化したのは偶然ではなく、規模拡大とコスト構造の変化が進む外食業界の今を映す出来事だ。中華料理店の倒産減少という追い風のニュースも、実は利益率低下という別の顔を持つ。この特集では、好調企業に共通する勝ち筋と、規模が大きいほど強まる依存リスクの両面を整理し、自店の打ち手にどう転用できるかを考える。
なぜ好業績ニュースが今週集中したのか
今週の好調ニュースの集中は、景気全体の上向きというより個社施策の効果が決算のタイミングで一斉に表れた結果だと考えられる。ブロンコビリーは営業利益57%増・既存店売上8%増で通期予想を上方修正し増配も決定、物語コーポレーションの焼肉きんぐはGW需要を取り込み既存店売上17%増、ユニシアも主力の食べ放題業態「ピソラ」の好調で上方修正を発表している。