7月20日から27日にかけて、スシローが食べログ評価店とコラボし、九品仏のベーカリーとパティスリーが第2弾タッグを組み、サンリオと京都の抹茶専門店が名古屋で手を組むなど、業態や規模を超えた「コラボ商品」の発表が一週間に集中しました。同時に丸亀製麺やゆず庵、サブウェイ、餃子の王将など大手チェーンが夏の限定メニューを一斉に投入し、焼肉店がカレーパンに参入するという異業種越境も目立ちました。個別に見れば単なる新商品ニュースですが、束ねて見ると「単独の商品力だけでは戦えない」という共通の前提が浮かび上がります。この特集では、なぜ今コラボと季節限定がこれほど型化しているのか、異業種参入がなぜ小さな商品から始まるのか、そして個店が自社の商品開発にどう落とし込めるのかを、今週の事実だけをもとに整理します。
なぜ今週、これほど「コラボ」が集中したのか
今週の記事群を見ると、単独ブランドではなく他者の資産を借りる商品開発が目立った。すし銚子丸は地域醸造元の「銚子エール」を全92店舗に導入し、スシローは食べログの評価データを使って神戸の名店「担担麺専門店ENISHI」を全国展開し、九品仏では「Comme'N TOKYO」と「INFINI」がコラボ第2弾を発表している。