8月3日〜11日の1週間で、大手チェーンから個店まで実に30本の新商品・新メニュー関連記事が報じられました。すき家の極厚豚肉カレー、スシローや吉野家の季節メニュー、デニーズの「完全メシ」グランドメニュー化、ミスドとMrs. GREEN APPLEのコラボなど、業態も規模もさまざまな企画が並んでいます。この記事を読むと、大手チェーンが季節限定・復刻・コラボ・増量という4パターンの型を繰り返し使い分けていることが分かります。また、デニーズの「完全メシ」のように期間限定から常設化に踏み込んだ稀有な事例と、多くの企画が話題作りで終わる構造の違いも見えてきます。さらに、真ふぐの夏季メニューのように「当たり前」を疑うことで閑散期対策につなげた個店の工夫も確認できます。商品開発のネタ探しに悩む経営者にとって、大手の動きをどう自店サイズに翻訳するかを考えるヒントが詰まった1週間です。
なぜ今週、こんなに「新メニュー」の記事が並んだのか
8月上旬は夏の商戦期と秋メニューの仕込み期が重なるタイミングであり、大手チェーンが一斉に新商品を投入する構造的な要因があります。すき家のポークロックカレー、吉野家の鉄板ステーキ定食、モスバーガーの旬野菜メニューなど、丼・ファストフード系だけで7件以上の新商品報道が確認できました。夏場は暑さで外食需要が落ち込みやすく、各社が来店動機を切らさないよう商品サイクルを高速化させていることがうかがえます。
