7月26日から8月13日にかけて、カレー・エスニック業態ではすき家「ポークロックカレー」、ほっともっと「プレミアム牛肉黒カレー」、セブン-イレブン「カレーフェス」全15品など大手チェーンの新商品投入が相次いだ。同時期に政府は来年4月から食料品の消費税を1%に引き下げる一方、外食は10%のまま据え置く方針を閣議決定し、店内飲食とテイクアウトの税率差は9%に拡大する見通しとなった。さらに丸亀製麺(客数9.9%減)・王将(客数5.3%減)が苦戦する一方、壱番屋・大戸屋は増収と、既存店売上の明暗も分かれた。この記事を読むと、大手の新商品戦略が「量」と「プレミアム」のどちらに向かっているか、税率差が自店の店内飲食比率にどう影響するか、客単価アップだけでは客数減を止められない構造、SNSクーポンやコラボ企画で低コスト集客した事例が分かる。制度変更と競合動向が同時に押し寄せる今こそ、自店の立ち位置を点検する好機といえる。
大手チェーンの新商品ラッシュは何を意味しているのか
この1か月の新商品は「量」と「プレミアム」の二極に分かれている。すき家は柔らかい極厚豚肉とBBQソースを合わせた「ポークロックカレー」でボリューム訴求を強め、ほっともっとは牛肉と玉ねぎのコクを効かせた「プレミアム牛肉黒カレー」で単価の高い層を狙った。セブン-イレブンも専門店監修から定番人気まで全15品を一斉展開し、同時購入で100円引きにする販促を組み合わせている。
